晴れときどきサメ

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【ともだちは海のにおい】いるかとくじらのやさしい友情【内容紹介】

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こんにちは!yoruです。

皆さんは、子供の頃に読んだ思い出の本がありますか? 

 

昔に読んだ絵本や児童書は、書店で見かけると懐かしい気持ちになりますよね。

本は、たくさんの思い出を私たちに与えてくれます。

 

今回紹介するのは、私が小さい頃に贈り物として頂いた一冊の本です。

実家の本棚に眠っていますが・・・以前に書店で見かけて、思わず新しく購入してしまいました。

この優しいタッチの絵も昔からとても好きで、見ると落ち着きます。

生活の中で辛く、しんどいなと思った時、この本を読んで励まされました。

今回の記事では、いるかとくじらのやさしい物語
『ともだちは海のにおい』を紹介していきます!

この本はこんな人におすすめ!
  • やさしいお話が読みたい人
  • 寝る前に読める本を探している人
  • 海の生き物が好きな人
  • リラックスしたい人

 

 

『ともだちは海のにおい』

作品情報

『ともだちは海のにおい』
  • 作:工藤直子さん
  • 絵:長新太さん
  • 出版:理論社
  • 初版:1984年1月

お茶がすきないるかとビールがすきなくじらが友達になった。ふたりは散歩したり、読書したり、手紙を書いたり…。ユーモアに満ちた友情の日々を詩と掌編でつづるオムニバス。

出典:ともだちは海のにおい|絵本ナビ : 工藤 直子,長 新太 みんなの声・通販

 

いるかとくじら

コドクが好きという共通点があった、いるかとくじら。

星がきれいな夜の日に出会ったふたりは、コドクもいいけど"いっしょ"も悪くないな、と友達となりました。

お互いの家に遊びに行ってのんびり過ごしたり、時にはパリへ出かけたりもします。

やんちゃで好奇心旺盛ないるかと、落ち着きがあって優しいくじら。

性格もまるで違うふたりは、いっしょに過ごしながら友情を育んでいきます。

作中に挟まれる、いるかとくじらのゆるっとした挿絵も、この本が持つゆったりとした雰囲気に合っていて癒されます。

私もくじらとビールを飲みたい・・・!

 

綴られる優しい詩

作者の工藤直子さんは、童話作家だけでなく詩人としても活躍をされています。

そのため『ともだちは海のにおい』にも、海をモチーフにした素敵な詩がたくさん出てきます。

また作中のくじらは詩や小説を書くことが好きなので、くじら作、といった形で詩が読まれることも。

物心ついた頃には海と、そこに暮らす生き物たちが好きになっていた私ですが、この本に出てくる詩に憧憬を抱いていたのかもしれません。

 

生物学的なイルカとクジラ

実は、生物としてのイルカとクジラには明確な違いがありません。

どちらも"クジラ目"に属しており、ざっくりとですが4メートルより大きいのがクジラ、小さいのがイルカと区分がされています。

体の大きさや見た目に差異はありますが、生物学的には同じ生き物なのです。

『ともだちは海のにおい』の、いるかとくじらも、お互い好きなものや性格は違いますが、大切で近しい存在として描かれています。

 

違った価値観を受け入れること

いるかとくじらは似ているようで、好きなものはまるで正反対です。

体の大きさも趣味も違うふたりですが、お互いの価値観を受け入れて、リスペクトしています。

これって簡単なようで、とても難しいことだと私は思います。

自分と異なった価値観は、内容にもよりますが、受け入れるまでに時間がかかるものです。

 

私も昔は友人関係によく悩むことがありました。

良くも悪くも人の影響を受けやすい気質の私は、ひとりでいた方が気が楽だと思っていた時期もあります。

ですが、人はひとりでは生きていけません

もちろんひとりの時間も大切ですが、私たちは助け合いながら生きています。

多様な価値観を突っぱねて、自分の殻に引きこもっていても良い結果にはなりません。

自分の世界を守るだけではなく、視野を広げよう。

いるかとくじらは、そのことを私に気づかせてくれました。

 

『ともだちは海のにおい』まとめ

いるかとくじらはずっと一緒にいるわけではありません。

お互いの好きなことをして、今日はこんなことがあったよ、と手紙を書いたり、会った時には何気ない報告をします。

そうしてお茶とビールを一緒に飲んで、語り合います。

ささやかな日常ですが、それが本当に大切なことだとこの本は教えてくれます。

 

きっとこの本を読み終わる頃には、誰かと会って話したくなってくることでしょう。

いるかとくじらが織りなすやさしい友情に、心が温まります。

 

また『ともだちは緑のにおい』という続編も出ており、こちらはライオンとかたつむりとろばの友情の物語となってます。

どちらも読むと心が落ち着いて、ほっとするような素敵な作品です。気になった方はぜひ読んでみてください!